「体重は増えていないのに、足だけ太く見える…」
「上半身はそうでもないのに、下半身だけ全然痩せない」
「足からどんどん太くなっていく」
など、下半身だけが痩せないという悩みはありませんか?
SNSで流行っている脚痩せマッサージや、色んなマッサージ器を試すもののなかなか上手くいかない、遺伝や体質で痩せられないのかもしれない…。下半身は痩せづらいと言いますが、なぜ痩せづらいのか?足だけどんどん太くなってしまっているのは、気づかず日常的にやってしまっている行動に原因があるかもしれません。
ここでは「足が太くなる原因」と「下半身太りを改善する方法」をお伝えしていきます。
足が太くなる原因
下半身や足が太りやすく痩せづらいのはなぜか?
まずは原因から知って解決していきましょう。
むくんだ足を放置する
下半身をどんどん太くしてしまう原因の1つは「むくみ」です。
立ち仕事でも座り仕事でも、長時間同じ姿勢でいると足はむくんでしまいます。仕事をしていると足がむくんでしまうのは仕方のないことですが、このむくみを取らずに放置してしまうとセルライト(脂肪)の原因となってしまいます。
むくみは、
・長時間同じ姿勢でいることが多い
・あまり歩かない
・運動をせず、汗をかかない
・水分の取り過ぎ
・塩分の取り過ぎ
・睡眠不足
など、日常的にやってしまうようなことが原因になります。
このむくみを取らずに寝るような生活が続いてしまうと、むくみが蓄積されてしまいどんどん足が太くなってしまうんです。
自分の足がむくんでいるかどうかは、触ってセルフチェックすることができます。
まずはむくみが分かりやすいふくらはぎを優しく押してみましょう。パンパンに張っていたり、逆にやわらかすぎる場合はむくんでいる可能性があります。ふくらはぎを指で少し強めに押し込んでみて、すぐに戻らない場合はかなりむくんでいる可能性が高いです。また、靴下を脱いだ時にゴムの跡がなかなか消えないのもむくんでいる可能性があります。
冷え性
下半身が太りやすい・痩せにくい人の特徴として多くみられるのは”冷え性”です。
太ももの外側やふくらはぎなどを触ってみると冷たい、なんてことはありませんか?あなたが触って冷たいと感じるところは、肉が付きやすく脂肪が落ちにくい場所です。
冷え性の人は血行不良や代謝が悪く、身体に溜まった老廃物や余計な水分、脂肪などがたまりやすくなっていきます。代謝が悪く、余計な水分・老廃物が排出できずにどんどん身体に溜まっていくと太る原因であるむくみを引き起こし、脂肪を蓄積していきます。
冷え性は、もともとの体質もありますが
・自律神経
・血行不良
・筋力不足
・食生活
・ホルモンバランス
などが原因になることがあります。
この冷え性が足への脂肪を蓄積している原因になっている可能性もあるので、冷え性を改善しなければいつまで経っても痩せない…なんてことも。
骨盤の歪み
冷え性でもないし、運動・マッサージをしてむくみのケアもしているけど、どうしても下半身が痩せない・・・という方は骨盤の歪みが原因かもしれません。
骨盤が歪んでいると、骨盤回りや骨盤内にある臓器の位置がずれて圧迫されてしまい、血行やリンパの流れが悪くなります。血行・リンパの流れが悪くなることで下半身に溜まった余計な水分や老廃物が流れにくくなってしまい、むくみや脂肪の蓄積の原因となってしまいます。
骨盤が歪んでしまう原因は、
・スマホやPCを見るときに背中が丸まっている
・椅子に浅く腰掛け背もたれに寄り掛かる
・よく足を組む
・鞄を片側の肩ばかりにかけている
・高いヒールを履く
など、無意識的にやってしまっている姿勢が歪みを引き起こしています。また、女性の場合は出産が骨盤の歪みの原因になることもあります。
骨盤が歪んでいるかどうか、セルフチェックすることもできます。
足踏みしてチェック
目を閉じてその場で50回足踏みをします。その後、最初の位置からどのくらい動いているかをチェックしましょう。
最初の位置よりも右側にずれていた場合は右側の骨盤が、左側にずれていた場合は左側の骨盤が歪んでいる可能性があります。また、前側・後ろ側に移動した場合も骨盤が前側・後ろ側に歪んでいる可能性があります。
片足立ちでチェック
15秒ずつ左足・右足と片足立ちを行ってみましょう。
どちらかの足で15秒間静止できなかったり、どちらかの足がやりづらかったりした場合はやりづらい方の足側の骨盤が歪んでいる可能性があります。
両足の開き具合でチェック
横になる・または足を伸ばして座り、力を抜いてください。
ふっと力を抜いたときに、足のつま先がキレイにV字に開けば問題ありません。どちらかの足が開きすぎていたり、閉じすぎたりしている場合は骨盤が歪んでいる可能性があります。
原因を解決する足痩せ方法は?
下半身だけが太りやすい人の多くの原因は、
・むくみ
・冷え性
・骨盤の歪み
の3つでした。
この3つに共通して言えるのが、下半身の「血行・代謝の悪さ」です。
むくみや骨盤の歪みは、私たちが日常生活を送る上でどうしても避けられません。しかし、放置をすると下半身に脂肪が溜まり下半身太りの原因となるので適切なケアや対策をしなければなりません。
そのケアの方法や、対策をお伝えしていきます。
運動
足に筋肉がないと、代謝が悪いままで老廃物を排出することができません。なるべく運動をする習慣をつけましょう。普段運動をする習慣がない人は、少しの距離を歩くだけでも大丈夫です。例えばエレベーターやエスカレーターではなく階段を利用してみたり、暑くない夜に散歩をしてみたりでも問題ありません。こまめに足を動かすだけでも、続けていれば少しずつ筋肉がつき脂肪が燃焼していくでしょう。
また、朝の軽い運動は自律神経を整えるので冷え性の改善にも繋がります。エレベーターでなく階段を使ったり、通勤時に少しの距離を歩いたりすることで代謝を良くし身体を温めることができます。
むくみをスッキリさせるマッサージ
むくんだ足を放置すると、むくみが蓄積され脂肪となることもあります。就寝前に軽いマッサージをすることで、むくみの蓄積を予防することができます。
マッサージの手順
※なるべくマッサージ用のオイルやクリームを使用しましょう
①床に座る・または仰向けに横になり足を伸ばします
②足の指を1本ずつ掴み、順番にぐりぐり回します。指を離すときはポンッと弾くように離しましょう
③足を拳で挟んで足首からふくらはぎに向かって擦り上げます
④最後に背をそらして背中をぐーっと伸ばすか、仰向けにぐっとストレッチしたら終了です。
これだけでもふくらはぎのリンパの流れを促し、むくみを解消することができます。
また、アルコール・塩分の摂取は控えるようにしましょう。
塩分・水分はむくみの原因になりやすいので、味の濃いつまみ+お酒はほどほどにしましょう。
冷え性を改善する
身体の冷えは血行を悪くし脂肪の蓄積へと繋がってしまいます。
冷え性は運動だけでなく、食べ物でも改善することができます。
身体を温める食べ物 | 身体を冷やす食べ物 |
---|---|
ニンジン、カボチャ、タマネギ、レンコン、ゴボウ、ジャガイモ、玄米、鮭、納豆、キムチ など | キュウリ、キャベツ、レタス、ナス、ホウレンソウ、小松菜、タケノコ、梨、メロン、スイカ、パイナップル、アサリ など |
他にも紅茶やココア、生姜湯などは体の芯から温めてくれるので冷え性に効果的です。
姿勢を正し骨盤を矯正する
下半身太りは、猫背・そり腰の影響が大きいです。骨盤は体の中心にあるので、姿勢の癖でどんどん歪んでいきます。太ももの付け根にある骨が外側に張ったり、逆に内側に入ったりすることで太ももの太さに関わってきます。骨盤は、ストレッチ・整体などで矯正し治すことができますが、姿勢の癖が直らなければまた骨盤が歪んでしまいます。普段やってしまいがちな姿勢の、心掛けたいポイントをまとめておきました。
・鞄は左右の肩を同じ頻度で使うようにする
・あぐら・足を組むのをやめる
・正座は骨盤を立てて座るようにする
・椅子に座る時は両足の膝をつける
・同じ方を向いて寝ない
これらを意識することで、骨盤が歪むのを予防することができます。
まとめ
下半身太りの主な原因は、普段の自分の生活習慣や姿勢などの癖であることが分かります。
遺伝、体質と諦めている方は冷え性や骨盤が原因かもしれません。
まずは少しずつ、軽い運動、姿勢、食生活を見直し続けてみることで、体質が変わり痩せやすい身体に作り替わっていきます。
日常生活に気を付けて、美脚を目指してみましょう!
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